初心者のための同人誌作り方講座「同人師。」

3年間同人活動を行った元同人作家が教える、コピー本、オフ本、ペーパー等の、同人誌の作り方サイトです。

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カテゴリー:本を作るその前に

同人誌における奥付について

同人誌を作ってイベントなどで販売する場合奥付の記載が必須です。

個人的に楽しむ以外は、どこの誰が発行したかを明記するのは、ルールのひとつになっています。

本の発行に責任を持つ。

ということですね。

奥付に表記するのは、発行日、名前、連絡先、印刷所です。
(コピー本の場合印刷所を明記しないこともありますが、オフ本は印刷所の明記も必要です)

名前の表記は本名でなくても構いません。(ペンネームでオッケーです)

連絡先もメールアドレスでオッケーですが、必ず連絡がつくことが必要です。

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表紙に使う用紙と表紙加工の有無を決める

表紙の印刷色とともに決めなくてはならないのが、表紙の用紙です。

 

コピー本の表紙用紙

コピー本だと、コピー用紙を表紙に使うと表紙用紙として少し弱い(紙が薄い)のと、本としてのメリハリが弱く感じられます。

もし用紙持ち込みOK(手差しコピーOK)のコピー機を使えるようでしたら、用紙を変えてみる。

という選択も考えてみてください。

この場合、コピー機に向いている用紙と、向いていない用紙というものがあります。

コピー機に通す用紙は、文具屋などで売っている、PPC対応用紙を使用してください。

それ以外の用紙は、紙詰まり、コピー機の故障になるので通さないようにしましょう。

※PPC対応用紙以外へのコピーは、綺麗にコピーできないものです。

これ以外にもプリンターで出力したものを表紙に使うのもアリです。^^

 

オフ本の表紙用紙

オフ本の場合、用紙を変更すると割増料金がかかります。

特にこだわりがないのでしたら、標準の用紙で大丈夫です。

(フルカラーならアートポスト、ミラーコート。多色、1色、スミ刷りは色上質、エンボス紙、アートポスト等)

そうはいっても特殊紙の表紙に憧れてしまうのは、私だけしょうか。(笑)

特殊紙とは、光沢ラメ系の用紙(シャイニーなど)、独特の文様が美しいレザックなど。紙の種類は相当数あります。

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プリンター本について

プリンター本の補足説明をしておきます。

家庭用プリンターにはレーザープリンターと、インクジェットプリンターがあります。

主に家庭で使われているのは、インクジェットプリンターではないかと思います。

それぞれの特徴を書いておきますね。

 

インクジェットプリンターの長所(メリット)

1)カラー数の多いインクジェットプリンター(6色フォトとか)で光沢紙印刷した場合、オフセットフルカラーより仕上がりが美しい場合がある。
※インクに蛍光色を含むため、よりディスプレイに近い色が再現される

2)原稿しながら出力。イベント出発間際まで出力。といった、すっっっごい荒技ができる。(笑)

 

インクジェットプリンターの短所(デメリット)

1)普通紙に印刷すると、にじむ。(雨が降ると一発アウトなことも)

2)案外、ランニングコストがかかる。(本体、インク代、紙代、電気代など)

3)出力に時間がかかる。

 

レーザープリンターの長所(メリット)

1)本体がいいものだと、コピー機と同じような品質で印刷できる。

2)インクジェットプリンターに比べて、にじまない。

3)原稿しながら出力。イベント出発間際まで出力。といった、荒技が使える。^^;

 

レーザープリンターの短所(デメリット)

1)家庭用で持つには、本体、ランニングコスト含めて費用が高い。(本体、トナー代、紙代、電気代など)

 

プリンター本って実際はどうなんだろう?

プリンター本といえば、イベントの出発の間際まで自宅に居ながらにして出力できる。

ということがダントツのメリットです。

しかし、案外、出力する段階になってセットに手間取ったり、インクが詰まったり、紙づまりするのもプリンター本の特徴のような気がします。^^;

そういった意味でも、プリンター本は、コピーしにいくのと手間に差がないように思っています。

また、私個人としては、レーザープリンターならまだしも、本文がインクジェットなのはおすすめしていません。

やはりにじみますし、雨が降った場合、他の本に色移りすることも出てきます。

そういった意味からも、せめて数時間だけでもいいので早めに仕上げて、コピーしにいくのをおすすめしています。

 

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オンデマンド印刷について

オンデマンド印刷とは、必要なものを、必要なときに、必要なだけ印刷する方法です。

分かりやすく説明すると、印刷所でカラーレーザープリンター(業務用の大型のものが多いです)を使って印刷してもらう方法です。

要するにレーザープリンター出力になりますので、仕上がりは、コピー機以上(もしくは同等)、オフセット印刷未満だと私は思っています。

データ原稿に向いています。(紙原稿はスキャンして電子化したものを出力します)

 

オンデマンド印刷の長所(メリット)

1)主に小部数に向いており、オフセット印刷よりコストが押さえられます。

2)小部数でも分厚い本を作ることが可能です。

3)データ原稿に向いています。

 

オンデマンド印刷の短所(デメリット)

1)紙原稿はスキャンして印刷するため、品質がそれなりになります。
また、別途スキャン代がかかることがあります。

2)品質的はコピー機以上(もしくは同等)、オフセット印刷未満です。

 

オンデマンド表紙+本文オフセット印刷という組み合わせ

最近では、オンデマンド印刷の手軽さから、表紙をオンデマンド印刷、本文をオフセット印刷を取り扱う印刷所も増えてきました。

私はオフセット印刷の美しさはやはり段違いだと思っていますので、こういった組み合わせを使うのもおすすめです。^^

 

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コピー本について

コピー本の補足説明しておきます。

コピーができるのは、コンビニコピーから、出力センターでのコピーまで様々です。

 

コピー本の長所

1)どこでもコピーできるのが魅力です。締め切りを最大限まで延ばせます。(笑)
原稿だけ仕上げて新幹線に飛び乗り、現地でコピーなんて荒業も。^^;(おすすめはしませんが…)

2)元手がかかりません。
小部数に向いており、部数も好きなだけコピーできます。(さすがに100部を越えだすとコピーがツライようです)

3)好きなように加工できます。
表紙の紙を特殊紙(※)にしたり、遊び紙を入れたり、くりぬき表紙や変形本(正方形の本とか)など、オリジナルの本として加工できます。

※コピー機に特殊紙を通す場合は、PPC対応の特殊紙のみにしましょう。
基本的に厚い紙はコピーに向いていません。また、レザックなどの表面に凹凸がある紙も綺麗にコピーできません。

 

コピー本のデメリット

コピー本の短所(デメリット)

1)ページの多い本には向きません。
見栄えがキレイなのは36Pぐらいまで。
がんばれば40PぐらいまでOK。これ以降はホッチキスが通りません。

2)大量の部数を刷るのには向いていません。
また、製本に手間がかかります。

3)オフセットに比べて印刷の仕上がりがイマイチです。
トーンが潰れたり、とんだり、線がかすれたりすることがあります。

 

コピー本のおすすめポイント

コピー本は何よりもその手軽さが魅力です!

サークル活動をはじめたばかりなら、コピー本から入ることをオススメします。

コピー本で自分のサークルの売れゆき、傾向を確認してからオフ本に挑戦すると失敗がありません。

コピーはコンビニでコピーする場合、小銭をたくさん用意する必要があります。(最近はお札対応のコピー機も増えてきました)

銀行に行くと小銭両替機がありますので、そこで替えると余計な費用がかからずに済みます。

最近は出力センター(キンコーズなど)がだいぶ増えてきましたので、そちらでコピーするのもおすすめです。^^

 

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オフセット印刷(オフ本)について

オフセット印刷の補足説明しておきます。

オフセット印刷は、版とインクを使って印刷する方法で、よくわからなければ印刷所で刷ってもらう印刷方法と思ってもらって差し支えありません。

同人誌印刷を行っているほとんどの印刷所で取り扱いがあります。

主なメリットは下記の通りです。

オフセット印刷のメリット

オフセット印刷の長所(メリット)

1)印刷が美しく、細い線が美しく再現されます。
※あまり細すぎる線は、かすれて出ないこともあるので注意が必要です。

2)ベタ(真っ黒に塗りつぶした部分)が真っ黒になって印刷されるので、ムラがなく、きれいに印刷されます。
コピーをしたときのような、ベタに白いカスレが出ることがありません。

3)分厚い本でも大丈夫です。(上記の本の写真の本は、212Pあります)

オフセット印刷の短所(デメリット)

1)元手がかかります。
諸費用(送料や消費税など)も含め、最低でも1万円ぐらいはかかります。

2)少部数を印刷するには割高になります。
30部や50部などの場合、1冊あたりの単価がかなり高くなります。

3)入稿の締め切り日を守らなくてはなりません。
締め切り日を破った場合、割り増し料金で印刷してもらうか、コピー本か、次の機会の発行ということになります。

オフセット印刷のおすすめポイント

オフセット印刷は、何より本文印刷の美しさが違います!

まんがを書く方でしたら、一度はオフセット印刷を体験することをオススメします。

感動しますよ~。^^

ただ、お金がかかりますので、予算の段取りだけはしっかりしておいてください。

ほとんどの印刷所は前払制です。

※まれに後払いの印刷所もありますが、本を売り上げてからお金を払いますというのは一切通用しません。

支払いをしないと裁判になることもありますので、しっかりお金を用意してから印刷所に頼みましょう。

 

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同人誌の発行部数(印刷部数)を決める

発行部数は後から決めてもいいのですが、予算内におさめるのなら原稿に入る前に発行部数を決めておくといいでしょう。

サークル活動をはじめた頃はどれくらい発行していいか分からないと思いますので、10~30部にしておくのがおすすめです。

いきなりたくさん刷っても、在庫が処分できずに困るだけです。
(私は自分の実力を知らないまま一番はじめに100部刷り、その在庫がサークル活動終了の3年後まで残ってしまいました。^^;)

ずっと活動していると、自分の知らないところでにファンや、読者さんがついてきます。

読者さんがついたら、それにあわせて部数を増やすのが一番です。

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綴(と)じる方向を決める

本の各仕様が決まったら、本の綴(と)じる方向を決めましょう。

同人誌は、漫画、小説問わず、一般に右とじが主流です。

右とじとは糊のついている部分や、ホッチキスでとめてある部分が右にきてるものをいいます。

市販のコミックスも右とじです。

左とじの本は主に横文字のものに対して使われます。

英語の辞書は左とじになっています。

横に文章を書いて本(ほぼ全ページ)でしたら、左とじがおすすめですが、横書きの人はあまりいないと思いますので、基本は、右とじで大丈夫です。

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発行時の本のサイズを原稿に入る前に決めておく

同人誌には2種類のサイズがあります。

B5(びーご)サイズとA5(えーご)サイズです。

サイズ見本

B5だのA5だの数字と記号を言われてもピンとこないですよね。

B5はジャンプと同じサイズです。
A5はB5よりひとまわり小さく、教科書と同じサイズです。

以下に見本を設置しておきます。(実寸大)

B5サイズ見本
A5サイズ見本

参考までに、他のサイズも。
A4サイズ見本
(A5の2倍の大きさ。A4はでかいから邪魔になりやすい)

B6サイズ見本
(B5の半分のサイズ)

一般に同人誌はマンガはB5、小説はA4が多いように思います。

マンガ書きの私は見栄っぱりなので、B5主流人間でした。(笑)

原稿サイズと本のサイズにおける、仕上がりの美しさについて

マンガは、アナログの場合、原稿用紙が

・同人誌サイズだと、A4本
・投稿サイズだと、B5本

のサイズに縮小して印刷した方が美しく仕上がると言われています。

しかしこれはアナログ原稿での話であって、デジタルはむしろ原寸の方が綺麗なのではないかと思います。(線のつぶれや、モアレが起きるかと)

なお、文字小説は印刷の縮小比率による美しさの変化はありません。

むしろ縮小した場合、字が小さくなりすぎないよう注意が必要です。

 

本のサイズをはじめに決める理由

本のサイズをはじめに決める理由ですが、オフ本だと、仕上がりのページ数に関係してきます。

基本的に印刷屋さんの料金は、

・B5サイズは4P単位
・A5サイズは8P単位

で料金が増えていきます。

20PだとB5サイズはオッケーだけど、A4サイズは不可(24Pか16P)といった具合です。

20Pしかない場合で、締め切り直前にB5からA4に変更するとなると、

・あと4P穴埋めとしてページを描くか
・4ページ減らすか(増やすのは簡単だけど、減らすのは難しい)
・割増料金を払って20Pで印刷してもらうか(印刷所によっては非対応)

のいずれかになります。

1P埋めるならまだしも、4Pにもなると穴埋めも結構な時間を取られますし、それ以外も余分な時間や出費が伴います。

あとで余計な手間やお金をかけないためにも、本のサイズは必ずはじめに決めておきましょう。

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本のページ数を決める

ページ数なんて、原稿が書きあがるまで分かるわけないじゃん!!(怒)

と思われる方が多いかもしれません。^^;

確かに原稿ができあがるまでわからないんですよね。(特に小説の方は)

実際は書きあがるまで分からないことが多いのですが、ページ数によっては印刷方法が限定されてくるので、ページ数を決めた上で原稿を書かなくてはならないことも出てきます。

その一つの目安となるのが、40ページです。

これを超えると、コピー本が作れなくなるのです。

コピー本のページ数の上限

コピー本の上限は40Pです。(でっかいホッチキスとか断裁器があるならそれ以上も可能です)

個人的には、コピー本は40Pでもちょっとキツイかな。

と思っています。

40ページ以上はホッチキスの針が通らないので、これ以上は、印刷所を使う選択になってしまいます。

どうしても40P以上でコピー本にする場合には、2冊に分けるとか、特殊な方法で製本するなど、手間がかかる作業が必要です。

コピー本を作る場合は、40P以下で、4P単位で増減させます。

コピー本(中とじ)として選択できるページ数は、「8P、12P、16P、20P、24P、28P、32P、36P、40P」です。

オフ本のページ数について

オフ本のページ数の上限は、基本的に何ページでも大丈夫です。(200Pオーバーとかでも大丈夫)

サイズによって利用できるページ数が異なってきますが、A5本だと8P単位、B5本だと4P単位で利用できる印刷所が多いです。

ページ数の調整と、ページ数の上限によるコピー本とオフ本の選択について

原稿制作に慣れてくると、おおまかなページ調整ができるようになってきます。

とはいえ、最終的には数ページ単位の誤差はどうしても出てきます。

細かい調整は、1、2ページの調整ならば、前書き、あとがき、インフォメページを削ったりして調整できます。

3〜7ページならば、穴埋めページ(トークやショートストーリー)で調整できます。

話を作るのに慣れれば、いらない部分を削ることで大幅にページ調整ができるようになります。(ちょい上級技かな?)

話を書く前に厳密なページ数が決まらないにしても、構想を練った時点で、話が長くなりそうか、短くてすみそうかの判断ならつくかと思います。

ページ数によってコピー本にするかオフ本にするかを決める場合は、40Pを超えるかどうかを基準に決めてくださいね。

これ以外は、基本的に4ページ単位で何とかなります。^^

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