初心者のための同人誌作り方講座「同人師。」

3年間同人活動を行った元同人作家が伝えるコピー本、オフ本、ペーパー等の、同人誌の作り方サイトです。

初心者のための同人誌作り方講座「同人師。」

カテゴリー:オフ本を作ろう

11-オフ本を作ろう(カラー表紙2)

アナログカラーの画材はカラーインク(ドクターマーチンなどがメジャーです)、コピック、水彩、ポスターカラー、アクリルガッシュ、パステル、カラーオーバーレイ(カラートーン)などがあります。
蛍光系の色は再現されません。
蛍光ピンクや蛍光イエロー、蛍光オレンジなどは使わないようにしましょう。
また、カラーインクは蛍光色が強いので、一部再現されない色があります。
コピックも一部蛍光色が強いものがありますので、再現されない色があります。
水彩、ポスターカラーなどは水気によって紙がたわむことがありますので、水張りをオススメします。
パステルやオイルパステルは原稿を汚しやすいので、必ずパステルフィキサをかけて原稿を保護しておいてください。
パステルフィキサをかけた後、さらにトレーシングペーパーを上にかけておきましょう。
カラーオーバーレイ(カラートーン)は重ね貼りをすると陰ができます。
この陰も再現されてしまうので、陰影をつけたいときは下に陰の色をコピックやカラーインクなどで塗っておき、ベタ部分のみ使用するなど、陰が出るような貼り方は避けましょう。

10-オフ本を作ろう(カラー表紙1)

アナログカラー表紙は、表紙専用用紙に描くと便利です。

アナログ漫画原稿 フルカラー原稿作成方法

カラーを描く際には、必ず背幅をとりましょう。
背幅は本文用紙によっても変わってきます。

表紙のヨコのサイズは
背幅分+規格サイズ(A5本なら横148mm×2、B5本なら182mm×2)です。
そして必ずこのサイズ以上にたっぷりと描いておきましょう。

タテも必ず規格サイズ以上に描いておきましょう。
(タテの規格A5は210mm、B5は257mm以上必ず描くこと)

きっちりしか描いてなかった場合、塗り残しのまま断裁されてしまうことが
あります。
(断裁や巻きの関係で微細なズレが起きることはままあるからです。)

表紙を描くときは裏にアタリをとっておくと塗り残しのミスを防げます。
表紙は黄色や水色のアタリ線でも再現してしまうので、表には書きこまないでください。

表紙専用用紙を使わない場合は紙は必ず規格サイズ以上(A5本ならA4以上の紙。B4とかがいいでしょう)を使います。
そして、
トンボを斜めやサイズを狂わないようにとり、縦と横のセンターをとっておきます。

イラストボードそのままは印刷屋さんによっては扱っていないところもあります。
イラストボードは下の台紙を剥がして使うことができるので、台紙を剥がして使いましょう。

背表紙幅(本文:上質紙70Kgの場合)

P数 40P 60P 80P 100P 120P 140P 160P 180P 200P
背幅 2mm 3mm 4mm 5mm 6mm 7mm 8mm 9mm 10mm

今回は表紙に文字入れ(ポスターカラー、レタリングシートなどによる文字入れ)をしたものを掲載しています

9-オフ本を作ろう(レインボーカラー表紙)

レインボーカラー表紙は、本文原稿と同じ原稿用紙に墨1色で1枚描きます。

アナログ漫画原稿 レインボーカラー印刷の原稿作成方法

レインボーカラーとは、2色もしくは3色のインクをグラデーション状になるように調整しながら印刷する印刷所の技術です。

原稿は墨1色で描きます。
そして2色ないし、3色の色指定と、グラデーションの順番を指定します。
(上から指定していきます。見本は青→エメラルドグリーン→マゼンタ)
それぞれのインク代とグラデーション印刷代が加算されます。
印刷所によっては取り扱っていない場合もあるので、必ずグラデーション印刷を扱っているかどうかを印刷所に確認してから入稿しましょう。<

8-オフ本を作ろう(2色刷り表紙)

2色刷りの表紙は、本文原稿と同じ原稿用紙に墨1色で2枚描きます。

アナログ漫画原稿 2色刷りの原稿作成方法

この見本は色上質クリームに墨と橙色の2色刷りした場合の見本です。

この場合、2のように墨用の原稿と、橙色用の原稿用紙をそれぞれ墨1色で描きます。
そして、墨用の原稿の裏には墨、橙色用の原稿の裏には橙色用を書いておきましょう。

この2色目の原稿ですが、コピーしたものはコピー機のズレなどにより
仕上がりがズレることがあるので、避けた方がいいでしょう。

2枚目はコピーカードか厚手のトレーシングペーパーに描くのがオススメです。
トレーシングペーパーに描くときは、必ずトンボとセンターラインを取りましょう。
コピーカードは印刷所によって取り扱っているところがあるので、
通販などで頼むといいでしょう。

また、トレーシングペーパーにベタを塗るときには墨やインクなどで塗らずに
油性マジックで塗る方がこすれて汚れたり、紙が水分を含んで
たわむ心配がないので安心です。
(油性マジックは塗りムラが出やすいのでしっかり塗りましょうね。)

2色刷りの料金は基本印刷料金に含めている印刷所は少ないので、
追加料金を加算するか、2色用のセット印刷を使うといいでしょう。

※3色刷りの場合はさらにもう1枚、墨1色で描いた1色用の原稿を用意します。

7-オフ本を作ろう(1色刷り表紙)

墨1色刷りの表紙、裏表紙は、本文原稿と同じ原稿用紙に
墨1色で描きます。

アナログ原稿1色刷りの原稿作成方法

また、2のような緑や赤などのインク1色で表紙を刷る場合も原稿用紙に墨1色で書きます。

見本1は色上質クリームに墨刷り、

見本2は色上質クリームに緑のインクで刷った場合です。

同人誌印刷の基本料金には墨1色刷りの料金が入っています。

1色刷り(墨以外の色)で刷りたい場合は、規定の別途料金を加算して頼む場合がほとんどです。

6-オフ本を作ろう(見開き原稿)

見開きとはページを開いたときに2ページに渡って描かれている
ページのことをいいます。
その見開き原稿の作り方です。

アナログ漫画原稿で見開き原稿を作る場合

1-このような見開きのページを作ります

2-右のページ、左のページ、それぞれに別々に描きます。

3-右にくるページは左側のトンボから左部分をカットします。
右にくるページは右側のトンボから右部分をカットします。

4-それぞれのページの下準備完成です。

5-切り口をピッタリとあわせ、テープで貼ります。

6-できあがりです。

この時、あまりとじしろに近い方にセリフが
かからないようにしましょう。
また、貼り合わせのときに、原稿がズレたりしないようにしましょう。

5-オフ本を作ろう(原稿を描く時の注意)

小説のオフ本原稿を描く時の注意事項です。
(これはコピー本でも当てはまります)

小説を出力して原稿用紙に貼る場合

1-文章は左右対称になるように貼りましょう。

2-文章の頭を揃えましょう。

3-斜めにならないように貼りましょう。

4-ワープロ文字の上にメンディングテープを貼るとワープロ文字が消えるので、文字の上に貼らないようにしましょう。

5-感光紙はコピーしたものをつかいましょう。
(印刷所の製版機の光に感光して真っ黒になるからです)

6-貼りこみはペーパーボンドかペーパーセメントを使うといいです。
(水のりやボンドなど、水分の多いものは避けましょう。)

4-オフ本を作ろう(原稿を描く時の注意)

オフ本原稿を描く時の注意事項です。
(これはコピー本でも当てはまります)

漫画原稿の避けておきたい例

1-タチキリの絵は枠(この場合外側)より多めに描きます。
トーンやベタなどは特に注意しておきましょう。

2-下書きの線は印刷に出ることがあるので、
しっかり消しておきましょう。

3-フキダシはできるだけ内枠の中におさまるようにしましょう。

また、書き文字等もタチキリ線の内側に書いておきましょう。

4-センター及び、タチキリ用のトンボは
見えるようにしておきましょう。

(見えない場合は黄色や水色の色鉛筆で
補正しておくといいです。)

5-ノンブルは必ず全ページに入れましょう。
その際しっかりと貼り付け、はがれ落ちないようにしましょう。
とじ込み線ギリギリのところにノンブルを入れるのはやめましょう。
隠しノンブル(ノンブルを綴じているギリギリのところに入れて、
見えなくすること。)をした場合で乱丁、落丁(ページが入れ違っている、
もしくはページが抜け落ちていること)があった場合、
印刷所でクレームを受け付けてもらえない場合があります。

3-オフ本を作ろう(本文)

オフ本用の原稿は市販の原稿用紙が便利です。

どのメーカーでも構わないのですが、メーカーの基準と印刷所の基準が異なり、
印刷部分が原稿用紙の基準よりも印刷所の基準が広い場合、見切れてしまう
(描き足りずに白いところができてしまう)ことがありますので、
取り掛かる前に印刷所の基準枠を確認しておきましょう。

原稿用紙のサイズは同人誌サイズと投稿サイズのどちらで描いてもかまいませんが、

必ずサイズは統一しておきましょう。

同人誌サイズと投稿サイズを混ぜて入稿した場合は(合同誌などは特に注意が必要です)、
受け付けてもらえなかったり、別料金を取られることもあるので、できるだけやめておきましょう。

また、できるだけ同じメーカーの原稿用紙で
書いておく方がいいでしょう。

2-オフ本を作ろう!(台割)

オフ本を作る場合も台割を作っておくと便利です。
今回は

ページ 内容 補足
1P(表1) 表紙「きのこマンガ」 色上質 特厚 銀鼠(別刷り)
2P(表2) 内表紙(印刷なし)
3P 内表紙 上質紙70Kg
4P 目次・まえがき
5P マンガ
6P
7P
8P
9P
10P
11P
12P
13P
14P
15P
16P
17P あとがき
18P 奥付
19P(表3) 裏表紙裏(印刷なし) 色上質 特厚 銀鼠(別刷り)
20P(表4) 裏表紙

上記の台割ですすめていくことにします。
印刷所に原稿を出すときにこの台割表を同封しておくと喜ばれることがあります。