コロナが世界中に流行り始めて1年半。
コロナがはじめて登場したとき、海外での出来事だったので、こんなに世界中に広がると思っていなかったし、広がってもインフルエンザ的なものだろうぐらいにしか思っていなかった。
で。
1年目はこれまで積み上げてきた余力みたいなもので乗り切ったように思う。
2年目。
2021年現在、半導体が不足していて、様々なものが作れなくなってきているという。
そして、壊れたものの修理の部品も足りなくなってきているという。
これを見て、そのうちPCが買えなくなるんじゃないか。
ってふと考えてしまった。
私はPCで漫画書いてるので、PCが壊れたり、新しいPCが入手できない場合、書けなくなってしまう。
PCで書けなくなってしまった場合、どうしよう…。
と考えてしまったものの、なくなったらなくなったで昔アナログで描いていたから、アナログで描けばいいかと開き直ったり。
というか私はネームができればいいので、最終手段として白い紙とシャーペンがあればそれでいい。
自分の中にあるものを自由に出せるところがあれば、それはデジタルだろうが、アナログだろうが、らくがき帳でもなんでもいい。
それが第一。
デジタルだ、アナログだ。
と言ってるのは、人に見せるために仕上げる必要があるからであって、自分が生きていく上での創作の場合は、らくがき帳で十分だったりする。
らくがき帳にシャーペン。
大好き。
息苦しい
コロナの前は物質文明が超全盛で、ものがめっちゃ溢れ(日本は)、天井も見えないぐらいギラギラしてて、格差もどんどん拡がるし、どうしても追いつけないよな~みたいな感じがしていた。
で。
一気にコロナがきて。
経済が止まって。
人の活動も制限されて。
いま日本はワクチンも結構な数の人が打ち終わって(私も終わった)、ちょっと慣れてきたというか、またいろいろなものが流れはじめたような状態になってきたように感じる。
そしていろいろなものが不足しており、特にデジタル系のものが打撃を受けてるような印象がある。
なんか個人的には、デジタル世界、別に終わってもいいんじゃないの?
とは思ってる。
スマホやPCのデジタル機器手放せないくせに、そう思ってる。
行き過ぎた監視や、ちょっと発言すると一斉に叩かれるようなところとか、なんかね。
自由があるにはあるけど、見えない監視があるような気がして、窮屈に感じる。
息苦しい。
う~ん…。
デジタル世界が終わってほしいというより、息苦しい世界が終わってほしいというのが正しいのかもしれない。
息苦しさの原因ってなんだろう
今北極圏で生きる人たちのドキュメンタリーをアマプラで見てる。
正直、羨ましい。
寒いところは得意じゃないんだけど、彼らが、手元にあるもので、周囲にあるもので、自分たちで切り開いて生きてるのが羨ましい。
北極圏なのでまず周りに人もいなくって、自分、または家族だけの世界。
もちろん、インフラの整った世界や集落へつながる手段は講じているけれど、それは何かあったときのためであって、基本は自分たちで、今あるものをなんとかして生きてる。
何が羨ましいんだろう。
こう…
社会へ自分をあわせるような、見えない窮屈さがないからなのか。
周囲の目を気にしなくていいからなのか。
何してもいいからなのか。
自分の力でなんとかしようとしているからなのか。
自分で決めて、自分で責任を取るからなのか。
わからない。
でも、あれが自由なんだと思ってしまう。
そして厳しい世界だとも思った。
常に死や、ケガ、極限の寒さ、熊との遭遇の危険が隣り合わせで。
そういったものをひっくるめて、彼らが人生というものを全力で生きているのが羨ましいのかもしれない。
時々出てくる彼らの言葉に、「便利すぎると自然への感謝を忘れる」という言葉がある。
これなのかもしれない。
なにか、感謝とともに、大切なものを忘れてしまっているせいで苦しいのかもしれない。
コロナがもたらしたもの
個人的にコロナ禍は、自分を見つめる時期になったんだと認識している。
外で人と。
ではなく、
内で一人で。
という時期だと。
そして2年目に入って感じたのは、地球のあり方として今のままでいいのか?
というのを考える時期でもあるんだな。
と感じてる。
人が作る「モノ」もそうなんだけど、昔は当たり前のように食べていたサンマの漁獲量が減ってきたとか聞いて。
資源も痩せてきてるんじゃないか?
って感じたり。
共存するには、あまりにも食いつぶしすぎてるような気もする。
私は、自分の生活は、もうちょっとアナログで不便でもいいと思ってる。
といっても今の便利な生活に相当慣れて生きてきてしまってるので、完全原始人レベルまでになれないけれども。
せめて自分で野菜を育てて、それを食べる。
みたいな。
これはちょっと方向性は違うかもしれないけれど、自分で作物を育ててみるとか。
そういう生活をしてみたいとは考えてる。
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